散人雑記

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◆無謀◆-むぼう-

確か去年に見た夢だ。
具体的にいつ頃かは失念してしまったが。

夢の中、よだれ丸と一緒に居た秋狐。
何故かこんな事が決まった。

チャリで静岡の温泉に行こう!!

何故突然そんな事になったのか、全く以って不明。
だがそのまま話は進んでいく。

ふと見渡すと都合よく近くに自分のチャリ(何故か小学校時に乗っていた奴)を発見。
だがもう一台を見付ける事が出来ず、二人乗りする事に。

最悪だ。これで東京から静岡まで?ありえない。死んじまう。
だがそのまま話は進んでいく。

…と思いきや、ここで或る決定的な問題が二人の前に立ち塞がった。
それは道が判らない事。

そもそも静岡の何処の温泉に行くのかすら判らない。
もう致命的だ。

それでも諦めないのが夢の中の我々。
二人してどっから出したのか地図帳をめくる。
そして或る頁を指して言った。

このデカイ道路真っ直ぐ行けばよくね?

そんなアバウトな意見もあっさり通り、チャリで道路を直走る。
暫く走ると普通の住宅が並ぶ所へ入ってしまった。
まだ静岡では無い筈。地図を見ても判らない。
どうやら早速迷ったらしい。
仕方無く一旦チャリを置き、その辺を見て回る事にした。

皆目検討が付かぬまま、チャリを置いた辺りに戻って来ると、チャリが無い。
同じく戻って来たよだれ丸に訊くと恐ろしい答えが返って来た。

よだれ丸「…ごめん。失くした。

な、何をやっとんじゃお前ッ!!

一気にテンションを下げた我々は静岡行きをあっさり断念。
帰る事に…。

ところが、一寸歩いた先には今まで無かった広大な沼地が在った。
沼には何故かありえないデカさの蓮の花が浮いている。しかもあちこちに。
嫌な事にここを抜けないと帰れないらしい。
どうしたもんかと思案していると、よだれ丸が立ち上がった。
「一寸待ってて」
そう一言残して何処かへ…。

信じて待つ自分。だが待てども待てども戻って来ない。
…野郎…。
バックレやがったな?!

そこで何故か悪夢へシフト
ランドセルを背負った、小学校五、六年位の女の子が一人、向こう側から蓮を踏み台にしてやって来た。
そして執拗に沼に入る様に言い寄ってきたのだ。
何かヤバい物を感じた自分はその少女を振り切って逃げた。

そんな所で目が覚めたのだった。
何だよ。結局何もしないで終わっちまったじゃんか。
温泉には行かれないわ、チャリは失くすわ、悪夢に変わるわ…。

でも何かリアルで忘れられないでいる。
つーかよだれ丸、…チャリ返せや。

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