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hisyou88に誘われて「空海と密教美術展」へ行って来た。
あの弘法大師が唐から持って来た経典やらその当時の様子を描いた絵やら書物やら仏像やらがわんさか展示されているという。
正直、空海の事は小学校の教科書で習った位の知識しか無かったが、展示物は空海オンリーではないというので安心して東京国立博物館へ。
先ず、空海の字の美しさに感動。
まるで印刷物の様な整った書体。
あんな風に書けたら楽しいだろうなぁ。
と、「凄い人」というのを改めて感じていると、今度は同じく空海書のメモ書きの様な一品が。
どうやら唐の人が書いた二十巻の書物を空海チョイスで抜粋した際の物らしい。
それは先に展示されていた整然と並ぶ整った字とは対照的に、筆らしくない書体で文章も直し多数、字の列も斜めになっている。
まるでテスト勉強中のノートの様だった。
…のだが、そこが人間らしくて好感度アップ。
昔の偉いお坊さんって、俗世の人間とは別の生き物というか超人みたいに本には書かれて有るから、こういうのを見ると「あ、この人も同じ人間だ」と、親近感が沸く。
その空海の御師匠も「弁舌が巧みで…」的な事が書かれて有り、興味津々。
そんな人の説教とか聴いてみたい。
きっと面白いに違いない。
そして、書物、法具、の後は曼荼羅!
この「空海と密教美術展」のキャッチフレーズは「この夏、マンダラパワーを浴びる。」。
浴びてやろうぞ、と歩みを進めると、目の前に馬鹿デカい金剛界曼荼羅が。
個人的に胎蔵界曼荼羅が派手で好き故、一寸だけ残念だったが、しかししかし格好良い。
まさに壮観。
…が、明後日辺りからこの金剛界曼荼羅は胎蔵界曼荼羅に展示が変わるらしい。
…どちくしょう…。
さて、無事に金剛界のマンダラパワーを浴びた我々、テンションを上げて先へ進むとついに大好きな仏像ブースに!
もう五大明王の格好良い事!
まぁ一部、仏を乗せた動物達の中に真ん丸お目目の妙に愛くるしい(しかも一寸笑って見える)牛が居たり、異様に太くて短い脚の孔雀が居たり、センター分けのヅラっぽい前髪の馬が居たりと和んでしまう箇所等が有ったが、概ねアツいブースだった。
中でも降三世明王が一番好きな自分、他の仏像よりも熱い目線でついガン見。
忿怒の形相から印相から足元の荒々しい踏付け迄何もかもが格好良い。
だが一番最後、出口付近に有った帝釈天に目を奪われる。
何、このイケメン!
眉はシュッと凛々しく、目は切れ長で鼻筋も通っている。
他の仏像には無い端正な顔。
そんな主を乗せているのが誇らしいのか、彼が座っている象は盛大なニヤケ顔をしていた。
…お前さんももう少しキリッとした方が良いと思うぞ…。
等と思いながら出口へ向かい、観賞終了。
hisyou88、誘ってくれて忝い!
楽しかったぜ!!
因みにこの後はhisyou88との野望であった神谷バーへ繰り出したのだが、その話はまた次回。
今宵はそろそろ呑み直しのお時間で御座居。
…では、乾杯!
この記事への意言
Re: ◆空海◆-くうかいと-
わちしも行ったで空海。君の二日前かな。隣の恐竜展と悩んだが、夏休み故ちびっ子怪獣多しであっさり空海へ。他の展示会でも古文書の文字に感動するのよね~。

センター分けの馬!やっぱり目を止めたか
出来れば四天王とか明王とかは揃えて欲しかったと思うのはわちしの我侭か
kazaさん
kazaさんも行かれたのですか!
恐竜展も楽しそうでしたよね。
ワタクシも心が揺らぎました(笑)。
古文書の文字、感動はしたものの全く読めなかったので、どうせなら訳した文も載せてくれたら嬉しかったです
センター分けの馬、不自然でしたからスルー出来ませんでした(笑)。
四天王と明王。
確かに、どうせならバーンと揃ってる所が観たかったですねぇ。
数的にも、菩薩、如来、天部なんかでやったら大変な事になるでしょうが、四天王と明王なら実現も難しくなさそうですし。
うん、惜しいです(笑)。