散人雑記

いつも自分なりの「面白い」を細々と探している奴が綴る書き物の溜まり場

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◆内戦◆-うちなるたたかい-

兵士1「た、隊長!無茶です!満身創痍の上この数では戦っても勝ち目は有りません!」
隊長「勘違いするなよ、我等小隊は勝つ為に行くのではない。
   人類の為に行くのだ。」
兵士2「隊長…。」
隊長「…俺達はこの任務の為だけに育てられて来た。
   生かされていた理由はそれだけだ。
   だが、此処での我々の働きが未来に繋がる。
   本来なら殺されてもおかしくなかった俺達が、
   育てた人間達ですら成し得ない事を任されている。
   俺達にしか出来ない大仕事だ。
   だから、例えこの身がどうなろうとも俺は進む。
   否、進まねばならないのだ。」
兵士3「…隊長、俺、隊長とならどんな地獄でも付いて行きますよ。」
兵士4「お、俺もっす!俺、訓練じゃ落ちこぼれで役立たずだったけど、
    この隊に配属されてから出来る事が増えて、毎日ずっと楽しかった…!
    こんな俺でも見捨てずに此処迄鍛えてくれた隊長と共に逝けるなら本望っす!」
兵士5「おいおい、逝くだなんて縁起でも無い事言うなよ。
    こんな任務ちょちょいと終わらせて呑みに行こうぜ。」
兵士6「お前下戸じゃねーか!」
兵士5「うっせ!皆と卓を囲む事に意義が有んだよ!ね、隊長?」
隊長「ハハハハハ!その通りだな!
   よし、この任務を終えたら俺の奢りで一杯やるか。
   ただ、いつもお前が飲んでるドクダミ茶は持参しないと無いぞ。」
兵士5「…隊長まで…。」
隊長「……そろそろ時間だ。
   お前達、油断するなよ。」
兵士一同「はい!!」
隊長「行くぞ!!」
兵士一同「うおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!」


-相手方-

兵士1「てっ、敵襲!敵襲です!!」
兵士2「満身創痍の小隊が単独で攻め込んで来ています!」
隊長「満身創痍の小隊が単独で…?
   ……成程、そういう事か。」
兵士3「…隊長?」
兵士4「どうしますか、隊長。
    我々小隊だけでも迎え撃てると思いますが。」
隊長「否、彼奴等は我が国全兵を以て、殲滅せよとの命が出ている。
   速やかに上へ報告し、出撃準備を整えろ!」
兵士一同「はい!!」

兵士5「出撃準備整いました!」
元帥「全兵に告ぐ!
   相手が弱った小隊と侮るなかれ!
   我々が日々鍛え上げ培って来た全戦力を以てこれを撃破せよ!
   全軍、出撃ーーッッ!!!!」
軍一同「うおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!!」

















…何て事を妄想しながら、赤く腫れたインフルエンザの予防接種痕をさすってみる秋の夜。

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