足に出来た良性の出来物を切除した。
事の始まりは一、二年程前だったか。
右足の踝の下辺りに3~5ミリ程の虫刺され跡の様な物を発見したのだが、別に痛くも痒くも無い故放置していた。
が、有る時その箇所を強く押付けてしまった際に痛みが発生。
その時はイボか何かかなと思った。
しかし普通に触る分には何とも無く、痛みも押した時のみ感じる物だった事からそのまま一年程放置し今年に至る。
それは形も色もずっと変化は無かったのだが、押せば痛い故、この際いっそ皮膚科で診て貰おうと皮膚科も有る近所のクリニックへ行ってみた。
だが其処では専門の皮膚科と比べて詳しい診断が出来ず、悪性の物ではないという事しか判らなかった。
医師曰く、気になる様ならば皮膚科を紹介します、との事だった。
その場は特に紹介状等は貰わずにそのままクリニックを出たのだが、やはり詳細が知りたいと思う気持ちが強く湧き、その足で皮膚科専門の病院へ。
小さい病院だが診察待ちの患者さんが結構いた為、思ったより待つ事になったが無事診察を受ける事が出来た。
医師によるとそれは塗り薬でも飲み薬でも治らない物だそう。
医師「治したいなら(部分)麻酔して切るしかないけどどうしますか?」
と言われたので、
秋狐「じゃあそれで」
と手術をする事と相成った。
そして去る六月十日。
仕事を休ませて貰って皮膚科へ。
本当は仕事が休みの土曜日が良かったのだが、「手術は火曜か金曜」と指定されてしまった為、金曜を選択したのだった。
さて手術。
数ミリの出来物を切除するだけとはいえ、歯医者以外では麻酔をするのすら初めての秋狐。
医師と笑顔で会話し、平然とした体を装ってはいたが内心ガクブルである。
痛いのは麻酔を注射する時だけと判っていても、やはり根がチキン。
怖い。
だがしかしもういい歳の大人だ、耐えねば!
さぁ来い、麻酔注射!!
…痛い!
麻酔注射超痛い!!
一寸涙目になりそうなのを堪えているとみるみる感覚が無くなって来た。
医師に痛みの確認をされ、大丈夫だと判断された故、そのまま手術が開始された。
痛みは確かに無い。
だがゴリゴリ削ぎ落としている様な感覚は伝わってくる。
仰向けで寝てるからどういう感じで切除しているのか見えないので余計怖い。
多分起き上がってはいかんのだろうし…。
ハラハラしつつ医師の仕事を見ていると糸らしき物を手に取り、縫合を始めた。
おお、漸く終わる、と少しホッとする。
時間的には切除迄五分位しか経ってないが、ハラハラしてた分長く感じたのだ。
…ところが、小さい傷の筈なのに縫合がなかなか終わらない。
この医師は縫合が苦手なのか…?
と、またハラハラし始めるチキン秋狐。
しかし催促する訳にもいかぬとじっと耐える事数分、縫合が終了した。
その後、切り取った出来物を見せて貰い、患部の様子の説明等をされた。
出来物は病理検査に出し、詳しく調べるとの事。
結果が二週間程で出るというので、抜糸も同じ日にして貰う事にした。
後は検査結果と抜糸迄、患部を消毒したり化膿止めを塗ったりせねばいかん。
ああ、面倒だなぁ…。
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